タイムスタンプは、すでに説明したよ うに公証役場で行っていた確定日付の付与を電子ファイルに対して行うもので、このタイムスタンプを付与されたファイルは、その時刻が変更不可に保存され、 その後改ざんが一切されていない、ということを証明できるものです。ファイル形式は、アドビ社がサポートしているPDFに限定されます。

 現在では、公証役場の確定日付センター(電子確定日付センター | 日本公証人連合会 (koshonin.gr.jp))でも同様のサービスをしていますが、弊所ではより安く、メールなどで簡単にサービスを提供します。

お試しサービス
お 問い合わせページから、タイムスタンプを試したい旨のメールをお送りください。この返信への返信メールでご希望の文書(できるだけPDF・あるいはホーム ページの指定ページのリンクを、お送り下さい。文書の容量は、10MB程度以下。)をお送りください。一回に限り無料で、その文書にタイムスタンプ(三菱 電機インフォメーションネットワーク株式会社:MINDが提供)を付与して送り返します。
このタイムスタン付与の文書(「TSPDF」とい う。)をアドビのアクロバットリーダ(Adobe Acrobat Reader DC, Adobe Acrobat DC)で開くと、上部右側に「署名パネル」というボタンが表示されます。これを押すと、左側に「バージョン1・・・・」という表示が出ます。これを選択し て、「署名のプロパティの表示」をクリックすると窓が開いて、タイムスタンプの内容概要が表示されます。
この中に、「署名は保証された(タイ ムスタンプ)時刻に検証されました。」という記載があり、その下に、タイムスタンプした時刻が表示されます。 これで、書類の保存された時刻とそれ以降変更されていない、という証明が可能で、裁判証拠としても使えるということです。 操作は、簡単です。

PDFファイルが、TSPDFかどうか、タイムスタンプされたかどうかは、開いた時、「署名パネル」と表示されるかどうかでわかります。また、TSPDFは改ざんできません。つまり、できてから暗号をかけることができないのです。原PDFにPWがかけてある場合も開くときにPWが要求され、タイムスタンプするとそのPWは消去されます。よって、TSPDFをメール添付する場合は、凍結時に暗号付与できるアプリで凍結(圧縮)してから、その凍結ファイルを解凍してもうようにします。

タイムスタンプ 何時使うの?
アイデアがひらめいたら  タイムスタンプ!
著作物が完成したら タイムスタンプ!
新製品の広告をHPに挙げたら タイムスタンプ!
新規商品を売り出したら タイムスタンプ!
試作品ができたら     タイムスタンプ!
他者と重要な契約をしたら タイムスタンプ!
(知財相談で、アイデアや製品をHPにアップした後に、権利化する際、新規性喪失の例外適用を求める際に、よくアップした日時の証明が難しい、と困られる相談者が多いです。そういう時にタイムスタンプは有効です。)

タイムスタンプと特許権との比較

 知的財産の保護について、特許権による場合と、タイムスタンプによる場合との比較を弊所でまとめてみました。なお、この比較表は弊所独自の所見によるもので、まだ、一般的に確立されていない点があることをご承知ください。

項目 タイムスタンプ 特許権
存続期間 無限(制限なし) 出願日から20年
効力範囲 全世界 権利取得国のみ
保護対象 PDF化できるものであればなんでも。文書、画像(写真、動画)、録音、HP。ノウハウ や、著作物も。 発明のみ
費用 原則タイムスタンプ付与4回毎(PDFのファイルで4つ毎)に1000[税込み1,100]円(1ファイル・容量制限20MBで250[税込み275]円)、ただし送金手数料は依頼者負担。公証役場では、1回700円[税抜き]。 請求項数3で事務所費用を含め約65万円。
権利維持費用 10年ごとに上記と同等 年金は3年毎に10年目まで3倍増。
国別の保護手続き 不要 必要
他社排除効 権利行使不可・特許化は阻止・無効化も可能 権利行使可能・特許化の阻止等も可能
手続の容易さ 弊所とのメールやり取りだけで済む 特許庁へ所定の書式での手続が複数回必要

 特許庁では、先使用権の証明にもタイムスタンプされた資料が有効であること、また、新規性喪失の例外適用の場合や、ネット公知発明に、ホームページをダウンロードしてPDF化し、タイムスタンプを付与したTSPDFは、有効であることをのべています。
(弊 所から特許庁審査部に質問した所、特許・実用新案審査基準 第III部第2章第3節3.1.2を引用し、「ウェブページ等に掲載されている電子情報のタイムスタンプ付きのPDFファイルは、掲載時期を証明するうえ で有用であると考えられます。」との回答を得ています。また、同回答では、情報提供についても同様に記載されています。)

著作物やデザインについても有効
一般に無登録で保護される著作物(絵画、彫刻、写真、文芸作品、建築物、映画、音楽)や、不正競争防止法における保護対象(営業秘密、商標等表示、商品の形態、ドメイン名)については、その創作の完成時期・保護対象の要件が達成された時期を立証することが大事です。
そのような場合に、タイムスタンプを是非利用されることをお勧めします。
一般の絵画や、漫画、写真、文芸作品ならその画像データや、ホームページの指定ページなどをPDF化して、弊所にメールしていただくだけで、一回250円という安価な費用でTSPDFを折り返し返送しますので、成立日時証明を簡単にすることができます。

タイムスタンプの料金
4 回のタイムスタンプ(4つのPDF)について、メールでの受注、タイムスタンプ付与、付与後のTSPDFのメール返送、弊所での保管等の手数料は、 1,000[税込み1,100]円です。(1回に付き250[税込み275]円。送金手数料はご負担ください。)4回分のご依頼の有効期間は、ご送金確認 後1年間とします。期限管理は、弊所で行います。有効期限4カ月前にご利用期限のご案内をお送りします。

TSPDF(タイムスタンプされたPDFファイル)の保管
原則、お客様の方での保管と、必要に応じた秘密管理が必要です。ただし、弊所では、お客様毎に時系列でTSPDFを保管し、バックアップもしています。ただし、これは無償サービスで行うもので、万一保管されていなかった場合でも責任を負うものではありません。